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ピロリ菌検査

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ピロリ菌

当院ではヘリコバクターピロリ菌の検査および除菌治療を行っています。
(ただし、健康保険の適応には、胃カメラによる診断が必要です)

ピロリ菌とは胃の中に好んで住みつき、胃の壁を傷つける細菌です。胃の出口を意味する「幽門=ピロルス」で初めて見つかったことに由来し、慢性胃炎や胃潰瘍になる原因の主な原因になります。
ピロリ菌はらせん状をしており、数本のべん毛を持っていて活発に動き回っています。胃の粘膜に好んで住みつき、粘液の下にもぐりこんで多くの胃酸から逃れるためにウレアーゼと呼ばれる酵素を吐き出します。
この酵素は胃粘液の成分である尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解しますが、この分解された強アルカリ性のアンモニアで自分の周りを覆って、強酸性の胃酸と中和させることをしています。
その一方でピロリ菌が発生させるウレアーゼを含めた毒素こそが、私たちの胃粘膜に障害をもたらすわけです。

ピロリ菌が人体に与える影響は次の3点です。

  • 慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を誘発します。
  • 胃がんになる確率が20倍以上に跳ね上がります。
  • 胃MALTリンパ腫といった胃の病気にかかりやすくなります。

ピロリ菌さえ除菌してしまえば、胃の病気になる確率は大幅に下がるとされています。また、「ストレスで胃が痛くなりやすくなる、胃ポリープもピロリ菌が原因である、大腸がんを併発しやすくなる」といった新たな発見が次々とニュースになっています。

世界中でこの菌の保持者が発見されており、特に発展途上国では感染率が高く、先進国では感染率が低い傾向があります。
これはピロリ菌が食べ物や飲み物から感染しやすいためであり、上下水道の普及率の低かったり、衛生状態の悪いところでは菌が繁殖しやすく、感染する人も多いです。
日本では50%以上の人がピロリ菌に感染しており、中でも50代以降では保持者の割合が70%以上に達します。
このように感染率の高いピロリ菌ですが、必ず胃潰瘍や十二指腸潰瘍するわけではなく、感染した人の5%が病気を発症するに留まります。
しかしながら、ピロリ菌の感染が慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因になることは確実で、胃がんの発生にも深く関連しています。
実に胃がん患者の80%以上が感染者であるとの報告もされています。
特に慢性胃炎のため、胃痛、胃もたれ、不快感などの症状が続く人、胃潰瘍や十二指腸潰瘍と診断された人は、治療や再発を予防するために「ピロリ菌の除菌が望ましい」でしょう。

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